【コラムNo.43】M&A案件情報から日本の企業の今を理解する

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【コラムNo.43】M&A案件情報から日本の企業の今を理解する

M&Aは今の日本でどのような立ち位置にいるのか



日本に住んでいる方々でも1度は聞いたことがある言葉にM&Aというものがあるでしょう。これはMergers and Acquisitionsの略で日本語にすると合併と買収に該当します。この言葉が広がったのは2005年にある会社が敵対的買収をしたことをきっかけにメディアでも多く取り上げられるようになったからです。最近では外資系のファンド投資会社を利用した機能的な物も増加しているので、身近になっています。

とある企業の支配権を獲得して吸収し、傘下に収める方法となっていますが、やり方次第では競争力の強化や救済という意味合いも発生し、後継者問題の解決や事業領域拡大などの経営者サイドのメリットにつながることもあります。

現代日本で大きな問題となっているのが後継者問題です。中小企業庁のデータでは親族内継承が昔と比べるとはるかに低下しており、昨今では親族以外の役員および有能な社外の第三者に任せるというパターンもありますが、この背景には有効的な買収および合併が働いていると言うことを覚えておきましょう。実際にあったケースを知りたいのなら、案件情報から確認するのが有効です。

経営者の方々は「子供には自由に生きてもらいたい」とか「自分の手腕まで引き継がせることは不可能だから無理はさせられない」という考えを持っている人も多く、「無理やり引き継がせてもトラブルにしかならない」と考えていることも多いようです。いわゆる、継がせることによって負担をかけるかもしれないという意識が強くなっています。



案件情報を得てうまくいく方法を考える



M&Aは有効的な手法でこなすこともできますが、それでもすべてが成功に終わるわけではありません。必ず失敗例と成功例ができてしまいます。例えば、案件情報から傾きかけたとある会社が生き延びることができた成功例を見てみると、未上場企業が資金難に陥って、苦しい状況になっていたのですが、とある上場会社である別の系列企業に依頼をしたところ、株式譲渡および増資が行われるようになり、破産から逃れることができたというケースもあります。買収してもらった企業側にはノウハウが活用されるようになったので、最終的に双方が利益を得られることができ、WIN-WINの関係となりました。

この事例を見てもらうとわかるのですが、「最終的にWIN-WIN」になることが重要であり、どちらか一方が損をしている取引はうまくいかないということです。仮に、強引に話を進めているというのであればそれは敵対的な行為となってしまいますので、必ずトラブルのようなしこりとなってしまうでしょう。

成功のためにはマッチングによる相互補完が発生することや、事業戦略上買収してもらうことによって大きな役割を果たしてくれること、そしてその組み合わせによって相乗効果を生み出すことになり、新たな会社の強みを得られることが重要となってきます。ただし、これらの部分を理解していても、企業における考え方や文化が異なっていると、その後に敵対関係になりかねませんので気をつけましょう。



案件情報だけでは読み取れない部分も理解する



M&Aの成功事例には色々な情報がありますが、それだけでは裏の部分まで理解できませんので、しっかりとどのようなことがあったのか、必要なことは何だったのかを理解する必要があります。先ほどいい組み合わせ、すなわち相乗効果が大きかったり企業文化や理念が似ていたりする例を挙げました。相互補完関係にあったり合併や吸収による戦略的プラス作用が大きかったりするなどの部分もピックアップされましたが、それは表面的な部分にすぎないので、より深い部分を知らないと失敗してしまうでしょう。その中でも大切なことは最良の選択をするための情報収集や条件交渉などの考え方です。

創業オーナーの経験によるセミナー参加や、謙譲価格や相手先とタイミングの決め方、買い手側が知っておくべきポイントを知るきっかけを得られる企業があります。そういった企業は、M&Aに関する仲介サービスやアドバイザリーサービスを行っているので、情報収集をするなら利用することがおすすめです。

リスクは徹底的に洗い出しを行っていきましょう。買い手側はできる限り早く売り手企業の状況および実態把握につとめる必要があります。そこまでやってから、問題点を見つけ出して、解決策および回避策を講じて、高値の支払いにならないように売り手の尊厳を無視しないように対応してください。

その後はM&Aの実質的な検討を行って買収する側の企業がどのような人を派遣するのかを正式に決めていき、その後のプランを明確にする必要があるでしょう。売り手側の企業も吸収合併されるという状況ではメンタル的にも落ち込んでしまう可能性もあるので、モチベーションをしっかりと発揮できる環境づくりからスタートさせることも必須となります。

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