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日本特殊陶業は、日本セラテックの全株式を取得し、子会社化することについて決議した。
日本特殊陶業は主力事業の自動車関連事業、特にスパークプラグにおいては、高品質・高性能な製品を世界中のお客様にお届けし、ビジネスを拡大するとともに、世界トップシェアの地位を築いてきた。そして、さらなる発展を目指し、2020年に年10億個の生産体制構築に向けて投資を行っている。
一方、テクニカルセラミックス関連事業においては、現行事業の成長性ならびに日本特殊陶業の競争力を精査し、日本特殊陶業が必ずしも競争力を発揮できない製品については、縮小・撤退をし、経営資源の最適配分を進めると同時に、成長が見込める分野については積極的に投資を行うなど、「選択と集中」を進めている。
日本セラテックは、今後、当社が積極的に事業を展開していきたい半導体製造装置部品において、大手半導体製造装置メーカーを主要顧客とし、高精度品加工技術に基づく高い品質と、少量生産への柔軟な対応力、さらには加工から溶射、洗浄までの幅広いサービス展開という強みを有している。そして、さらなる発展のため、顧客基盤の拡充および既存顧客へのサポート体制の強化を検討していた。
日本特殊陶業においては、日本セラテックの高い加工技術力と少量多品種でのコスト競争力を活用することができ、日本セラテックにおいては、当社の海外販売ネットワークを通じた顧客基盤の拡充および既存顧客へのサポート体制強化が期待できるなど、さまざまな面で当社と日本セラテックのシナジーを実現できると判断し、全株式の取得を決定した。

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