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ニコンは、英国の網膜画像診断機器企業であるOptos Plc(以下「Optos社」）の発行済及び発行予定普通株式を現金にて取得し完全子会社化すると発表した。取得価格は、約478億円を予定。
ニコンは、ニコンが持つ高度な光学技術、画像処理技術、精密技術などにより、未充足の医療ニーズを補うため、2014年に事業の一つにメディカル事業を加えている。
Optos社は、最先端の光学技術を有し、眼底カメラ市場においてのプラットフォームを持ち、光干渉断層撮影技術を保有する網膜画像診断機器市場における代表的な企業で、Optos社の超広角技術は、網膜の周辺まで瞬時に捉えて画像化することができ、この卓越した技術は眼科医による診断時間を大きく軽減し、患者への負担も減らすことが出来る。
ニコンは、今回のOptos社の買収によってメディカル事業へ本格的に参入し、光学技術を Optos社の網膜画像診断機器に活かし、内科診断、眼科治療、再生医療など診断から治療までの一貫した事業基盤の構築を狙う見通し。

（医療・福祉・美容のM&Aニュース）