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IT・情報通信業界のM&Aニュース
ミクシィは、フンザの全株式を取得し、子会社化することを決議し、併せて当該株式取得のための資金の借入れについても決議した。
フンザ社は2013年に創業し、「世の中の文化となるウェブサービスを創る」をビジョンに、国内最大級のチケットフリマサービス「チケットキャンプ」を開発・運営している。「チケットキャンプ」は、コンサートや演劇、スポーツなどの公演チケットをユーザー同士で取引するサービス。2013年のサービス開始以降順調に利用者数を伸ばし、チケット購入者が行けなくなってしまったチケットをファンに譲るという、ファン同士のチケット流通が行われている。
国内のライブ・エンタテインメントの市場は、2013年に前年比136.2%とコト消費の拡大やライブ開催数の増加を背景に拡大を続けている。「チケットキャンプ」は、スマートフォンに最適化されたUI・アプリの提供やエスクロー決済の導入などユーザーの利便性を高めたサービスを提供してきた結果、取引件数・チケット流通総額は急速に拡大し、2014年12月の流通総額は約8億円となっている。なお、取引時に出品者・購入者双方から受け取る手数料が、主な収益源。
ミクシィ社は、SNS「mixi」で培い、「モンスターストライク」を大きく飛躍させたマーケティング・アプリ開発・カスタマーサポート等のノウハウを提供し、フンザ社の持つサービス開発力・チケットフリマサービス運営におけるノウハウと融合させることにより、急成長している事業の更なる拡大を目指す。
また、チケットを気軽に取引できる文化を創っていくことで、イベント自体の活性化およびライブ・エンタテインメント市場拡大への貢献が実現できると判断し、フンザ社の全株式取得を決議した。
将来的には、「mixi」との連携によりユーザーのライブ・エンタテインメント体験をより豊かにすること、主催者公式チケットのマーケットプレイスを創出することを通して、スマホで「チケットフリマ」という新しい文化を創造する。
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