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　福島工業（本社：大阪府大阪市/代表：福島　裕）は、自己株式の取得及びその具体的な取得方法として自己株式の公開買付けを行うと発表した。

　福島工業は、拡大する事業機会を迅速、確実に捉えるために十分な株主資本を維持することを考慮しつつ、株主資本配当率（DOE）をベースとして基準配当額を決定し、この率を年々向上させることを利益還元の基本方針としている。また、同社は、取締役会の決議により自己株式を取得できる旨定款に定めている。

　同社創業家の資産管理業務を行っている福島機器販売は、同社の発行済株式の25.31％を保有する筆頭株主でもあるが、その保有する普通株式の一部について売却することになった。

　福島工業は、福島機器販売が売却予定の普通株式を自己株式として取得することは、一株当たり純利益及び自己資本当期純利益率等の向上に寄与し、既存株主に対する利益還元に繋がると同時に、係る自己株式の取得を行った場合でも財務状況や配当方針に大きな影響を与えないと判断し、同決議に至った。

（機械・金属製品製造のM&Aニュース）