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日本写真印刷<7915>、米の医療機器メーカー Graphic Controlsグループを買収へ

掲載日:2016年08月08日

日本写真印刷(所在地:京都市中京区、代表:鈴木 順也)は、連結子会社のNissha Medical International, Inc.を通じて、WestView Capital Partners II, L.P. (以下、WestView)他より、持株会社であるGraphic Controls Holdings, Inc. の株式を取得し、対象会社およびその傘下にある事業会社のGraphic Controls Acquisition Corp.およびそのグループ会社(以下、Graphic Controlsグループ)を子会社化するとは発表した。
買収額は135百万米ドル*(1米ドルを110円で換算し、14,850百万円)で、2016年8月下旬に買収を完了する予定。

日本写真印刷は、現在主力としているスマートフォンやタブレット端末などのコンシューマー・エレクトロニクスの分野では製品需要の急激な変動や製品・サービスの低価格化が常態化しており、日本写真印刷はバランス経営の観点から持続的かつ安定的に収益を確保することのできる事業基盤の確立を急いでいる。
M&Aは事業ポートフォリオを組み換えるうえで有効な手段の一つであり、その対象としてグローバルベースで成長が期待されるメディカル市場の研究・調査を進めてきた。

Graphic Controlsグループは、アメリカに本社を置く医療機器メーカー。1909年の創業以来、印刷を始めとする加工技術をビジネスメディアや医療機器などの分野に応用し、事業領域を拡大してきた。現在の主力である医療機器分野では病院などの医療機関向けに自社ブランド品を生産・販売するとともに、大手医療機器メーカー向けの受託生産事業を展開している。

日本写真印刷が手がける医療機器分野は、高齢化社会の進展や予防医療の普及などを背景に、今後はグローバルベースで成長することが見込まれている。また、大手医療機器メーカーは研究開発に注力し、生産は他社メーカーに委託するケースが増加するなか、自社ブランド品と受託生産品の双方を手がける同社は、今後も安定した成長が期待される。

今後日本写真印刷は、Graphic Controls グループを足がかりにメディカル市場での事業拡大を図り、既存のコンシューマー・エレクトロニクス分野とのバランスの取れた事業基盤を構築し、また、同社の主力製品であるディスポーザブル電極や手術用器具などの製品には、日本写真印刷のコア技術との親和性が高いフィルムへのパターン形成や射出成形などの加工技術が活用されていることから、中期的には両社のコア技術を融合し、生産効率の改善や新製品の開発の加速を目指す。

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