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IT・情報通信業界のM&Aニュース
IT サービス事業、コンテンツ事業を展開するアエリア(本社:東京都港区、代表:代表取締役社長 小林 祐介)は、アエリアを株式交換完全親会社、ソフトウェアの企画・開発及びコンテンツ制作のエイタロウソフト(本社:東京都港区、代表:代表取締役 西島 栄太郎)を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、両社間で株式交換契約を締結したと発表した。エイタロウソフトにおいては、エイタロウソフトの臨時株主総会において本株式交換の承認を受けた上で、平成 29 年8月 30 日を効力発生日として行われる予定。
アエリアグループは、 IT サービス事業について安定した収益基盤をもち、コンテンツ事業においても、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの 開発事業及び配信・運営事業を展開している。 スマートフォン・タブレット端末の普及に伴い、コンテンツサービスの多様化が市場規模を拡大しており、継続的な成長を続けているが、一方で、魅力的なコンテンツやアプリケーションを提供するため、サービス内容は複雑化・高度化する傾向にあるなど、開発費用や人件費等のコス トが増加するだけでなく、企業間におけるユーザー獲得競争が一層激化しており、このような市場環境に対応するには、トレンドを捉え、ユーザー嗜好にマッチしたコンテンツ作りが求められている。
エイタロウソフトは、ソーシャルゲームアプリの企画・制作、開発及び配信をしており、 平成 29 年6月1日には株式会社タツノコプロよりライセンス許諾を受け、スマートフォン 向けゲーム「タイムボカン 24 ボカンメカバトル!」を配信開始した。 また、同社は国内初のアプリによる3Dエンジンの開発に成功しており、最先端の技術を駆使した3Dアバターシステムの提供や、携帯電話において4人同時に参加可能なフル 3Dオンラインの実現といった、常に新しい技術の研究開発にも力を注いている。
事業シナジーとしては、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツでの運営ノウハウ及び開発力を培 ってきたアエリアグループと、アプリによる3Dエンジンに実績及びノウハウをもつエイタロ ウソフトが、コンテンツ共同開発並びにコンテンツの効率的なサービス運営をすることにより、コンテンツ事業の基盤強化に大きく貢献することが期待できるとともに、 また、エイタロウソフトにとっても両社の経営資源を共有することにより資金面での制約が緩和され、両社の更なる発展につながると判断した。
今後、アエリアグループ及びエイタロウソフトは企画、開発、運営における資源の相互活用により、両社の強みを生かした新しいゲームの制作、成長が見込まれる海外市場や新しいゲームプラットフォームを見据えた事業展開を行うことで、さらなる成長の実現を目指す。
また、アエリアは平成 29 年6月5日のアリスマティック、平成 29 年7月 12 日のグッドビジョン、平成 29 年8月 24 日予定のサクラゲートの完全子会社化に続くエイタロウソフトの子会社により、コンテンツ事業の更なる基盤強化、並びに事業拡大を目指す。
(IT・情報通信のM&A)
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