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アスラポート・ダイニング<3069>、子会社通じ大分の菓子製造菊家を買収

掲載日:2017年09月27日

焼き肉「牛角」FC店を展開しているアスラポート・ダイニング(本社:東京都品川区、代表:代表取締役社長 森下 將典)の連結子会社である九州乳業(本社:大分県大分市、代表:代表取締役社長 檜垣周作)は、九州乳業が菊家(本社:大分県由布市、代表者:齋藤治雄) の株式を取得することについて、菊家及び菊家の株主との間で基本合意を締結したと発表した。

アスラポート・ダイニングは、焼肉、居酒屋等の外食フランチャイズを中心に全国で779店舗(平成29年8月31 日現在)を展開していますが、平成25年度より「食のバリューチェーンを構築する」と いう目標を掲げて外食から生産事業並びに流通事業への進出を果たし、多層的な付加価値 を生み出すビジネスモデルの構築に取り組んでいる。

一方、九州乳業は、大分県大分市に本社を置き、主力ブランド商品「みどり牛乳」のほか、乳酸菌飲料、ヨーグルト、アイスクリーム、脱脂粉乳、バター等の製造販売を主事業とし、また、サッカーJ2の大分トリニータのユニフォームパンツスポンサーを平成26 年から続けるなど、地域に根差した活動を積極的に行っている。

また、菊家は、九州で40店舗(平成29年9月1日現在)を展開する、大分県の大手の和菓子・ 洋菓子の製造・販売会社。同社の商品には国内外で非常に評価が高いものが多く、「モンドセレクション」で14年連続の最高金賞を受賞した主力製品「ドン・フランシスコ」を 始め、数々の創作菓子をこれまで生み出してきた。

アスラポート・ダイニングは、九州乳業及び同じく九州に本社を置く弘乳舎(本社:熊本県熊本市、代表:代表取締役会長 檜垣 周作)の生乳、脱脂粉乳等の原材料を菊家に提供して新商品の共同開 2 発を行うことや、その他当社グループとのシナジーなどにより、「食品生産事業と六次産業化の推進」が図られ、また、アスラポート・ダイニンググループが持つ販売先に菊家商品を提供することにより 「ブランド・ポートフォリオの多様化」を充実させることができると考えている。

今後、双方の製造機能を活用した商品の共同開発や事業基盤を活用した販路の拡大及び営業力の強化が見込まれ、より成長力の高い企業グループになることが可能であると判断したことから、同じ大分県に本社を置く九州乳業が対象会社の株式の一部を取得し子会社化する方向で、九州乳業、菊家及び菊家の株主である齋藤商事(本社:大分県由布市、代表:代表取締役社長 齋藤治雄)の三者間で株式譲渡に関する基本合意を締結した。

(飲食・ホテル・旅館のM&A)

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