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シャープ、約40億円で東芝子会社の東芝クライアントソリューションを買収

掲載日:2018年06月07日

シャープ(本社:大阪府堺市、代表:代表取締役社長 戴正呉)は、東芝(本社:東京都港区、代表:代表執行役社長 綱川 智)の100%子会社である東芝クライアントソリューション(本社:東京都江東区、代表:取締役社長 覚道 清文、以下、「TCS社」)の株式の80.1%を取得し、子会社化すると発表した。株式取得実行日は、 2018年10月1日を予定している。

シャープは、2016年8月に発足した新経営体制の下、早期黒字化と経営基盤の強化に向けた構造改革を断行し てきた結果、2018年3月期連結業績において、全事業の収益力の回復を通じ、2008年3月期連結決算以来10期ぶりに全四半期で親会社株主に帰属する四半期純利益の黒字化を達成した。現在は、2017年5月26日に公表した「2017~2019年度 中期経営計画」の実現に向け、構造改革を継続しつつ、事業ビジョン「8KとAIoTで世界を変える」を実現する企業へのトランスフォーメーションを進めている。 加えて、シャープグループに不足する人材、技術などの経営資源を有する企業との協業も視野に入れ、グローバルに社会貢献を果たすべく、持続的成長に向けた取り組みを進めている。

かかる中、シャープは東芝社の100%子会社で、東芝グループにおいてパソコン事業などを展開しているTCS社の株式の80.1%を東芝社から4,005百万円で取得し、TCS社を子会社化することを決定した。これにより、シャープは、東芝グループがTCS社を中心に展開するパソコン事業、モバイルエッジコンピューティング事業、ドライブレコーダー事業について、商品、ブランド、人材、技術、販売チャネル等を承継する。 シャープは、本件で対象となる事業を東芝グループから着実に承継することにより、シャープ事業との連携も通じて相互の事業成長を追求する考え。

具体的にはTCS社が有する最先端の商品・サービスに当社のディスプレイや各種センサといった先端技術・デバイスを融合するともに、シャープのCOCORO+サービスを始めとする AIoTプラットフォームと連携することにより当該商品・サービスの付加価値を高め、ホーム・オフィス等におけるスマート化を推進し、グローバル市場で競争力のあるAIoTソリューションの提案力を一層強化する。シャープは新経営体制の下で培った経営能力・管理能力を発揮し、本件事業承継を必ずや当社グループの企業価値向上に結び付ける。

【異動の概要】

TCS社への当事子会社(①~⑦の子会社をいいます。)の異動について

ⅰ)現在TCS社は、その子会社として①多摩東芝情報機器株式会社(TJK)を保有している。
ⅱ)本件契約において、本件の株式譲渡日までに、東芝グループにおいて次のとおり実行する予定。

・東芝社の子会社である次の3社をTCS社傘下の子会社として異動。

②東芝情報機器杭州社(TIH)
③東芝クライアントソリューション豪州社(TCSAN)
④東芝クライアントソリューション・カナダ社(TCSC)

・東芝社の子会社である次の3社から、TCS社傘下に今後設立する子会社にパソコン事業を譲渡。

⑤東芝アメリカ情報システム社(TAIS)
⑥東芝システム欧州社(TEG)
⑦東芝シンガポ―ル社(TSP) ⅲ)
以上により、TCS社は子会社7社を保有することとなります。

株式譲渡日において、東芝社は、シャープに対し、TCS 社の株式の80.1%を当社に譲渡します。これにより、TCS社及び上記7社が当社子会社となる予定です。 なお、これらのうち当社の特定子会社となる見込みの会社はTCS社並びに②TIH及び③TCSANでありますが、上記(1)の詳細は今後両社で協議のうえ確定する予定であり、その他当社の状況等により変動することがあります。

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