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日本電産<6594>、ドイツの減速機メーカーなどを買収

掲載日:2018年09月07日

日本電産(本社:京都府京都市、代表:代表取締役会長  永守 重信)は、子会社である日本電産シンポ(本社:京都府長岡京市、代表取締役社長:西本達也)のドイツ現地法人 Nidec-Shimpo GmbH を通じ、ドイツの小型精密減速機メーカーである MS グレスナー社(MS-Graessner GmbH & Co.KG)及びグループ関連会社(以下、「Graessner 社」)の株式100%を取得したと発表した。

日本電産は、日本電産シンポにより減速機の製造・販売・サービス事業をグローバルに展開している。 日本電産シンポが取り扱う主力減速機は、精密遊星減速機iであり、その中でも入力軸と出力軸 が同一方向である『同芯軸型』の精密減速機を得意としており、その商圏は、日本・中国を中心と するアジアと米州が中心となっている。

これに対し、Graessner 社は、入力軸に対し出力軸が直角方向にある『直交型』の精密減速機、中でもハイポイドギアiiを得意としており、ドイツを中心とした欧州諸国を商圏としている。

本件取引により日本電産シンポは、精密遊星減速機(同芯軸+直交)全種を有することとなり、遊星減速機の大市場である欧州において Graessner 社の販売網を活用し保有減速機を販売できる。加えて、近年日本電産シンポにて開発しましたロボット用揺動減速機iiiを Graessner 社のドイツシュトゥットガルト工場にて製造し、同社ロボット産業顧客宛に販売・サービス対応することも見込んでいる。

同様に、日本電産シンポのアジア・アメリカでの営業・サービスネットワークを活用し、Graessner 社製品を当該地域で一斉に販売致します。また、日本電産シンポのアジア生産拠点を活用することで、Graessner 社のコスト改善に資することが出来ると考えている。本件取引により、今後とも 急速な成長が見込まれるロボット産業関連市場からの需要を積極的に取り込み、飛躍的な成長を目指す。 日本電産シンポと Graessner 社、それぞれが有する高い技術力とブランド力、強固な顧客基盤を相互に活かすことに加え、日本電産グループの資金力とグローバルベースでの高いプレゼンスを最大限活用し、お客様が最高水準の生産効率を実現できる製品とサービスをご提供することに より、期待する成長が実現できると確信している。

【買収企業概要】
社名: MS グレスナー社(MS-Graessner GmbH & Co.KG)及び同関 連会社
本社所在地: ドイツ バーデン・ヴュルテンベルク州デッテンハウゼン
設立: 1955 年
役員: マイケル・スタッドラー (Managing Director 兼 CEO)
トーマス・メルク (Commercial Director 兼 COO)
(両氏は本件取引後も引き続き、CEO、COO として留任します)
事業拠点: ドイツ、オーストリア
事業内容: 精密減速機の製造及び販売
従業員: 166 名(2018 年 1 月末時点)
財務数値: 売上高 21.8 百万ユーロ (約 27 億円*)

(機械・金属製品製造のM&A)

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