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LINE、韓国の情報セキュリティー会社GrayHashを買収

掲載日:2018年12月19日

LINE(本社:東京都新宿区、代表:代表取締役社長 出澤 剛)は、セキュリティのさらなる強化を目的として、子会社であるLINE Plus(本社:韓国 京畿道城南市、代表 慎ジュンホ)を通じて、グローバル情報セキュリティ会社であるGrayHashと資本業務提携を結び、同社を完全子会社としたと発表した。

GrayHashは、韓国を拠点に「攻撃型リサーチ(Offensive Research)」とハッキング対策技術を専門に扱う会社です。これまでにも、国内外の企業を対象にセキュリティ関連のコンサルティング事業を展開している。

今回の子会社化により、名称をGrayLabに変更し、今後、メッセンジャーやフィンテック、AI、ブロックチェーン、仮想通貨交換所といった各種LINEサービス向けのセキュリティソリューションの開発、最適化を行う。

なお、GrayLab代表は、引き続きGrayHashのCEOで共同設立者であるイ・スンジン が務める。同氏は2006年、アジア人で初めて「DEFCON CTF」*本選に出場した。また、ソウル東部地検サイバー捜査局、韓国軍サイバーコマンドのアドバイザーに就任しており、セキュリティカンファレンスであるBlackHat AsiaやCode Blueではレビューボードに選出されている。

*DEFCON CTF:情報セキュリティに関する世界最大級の国際会議「DEFCON」内で実施される、世界中のハッカーが集まるハッキングコンテスト

LINEは今後とも、ユーザーに安心、安全にご利用いただけるサービスの提供をすべく、セキュリティのさらなる強化を目指し、今回のようなグローバルの優秀な企業との連携に対しても積極的に行っていく予定。

 

【GrayHashについて】

GrayHashはサイバーセキュリティ企業で、世界的なホワイトハッカーで構成されています。攻撃型リサーチ(Offensive Research)に特化し、サービスの弱点を事前に把握し、対応することを中心に、セキュリティ分野におけるコンサルティングサービスを提供しています。韓国の国防部、サイバー司令部などで活躍した有名ホワイトハッカーが集まって結成した会社。

 

(IT・情報通信のM&A)

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