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M&A体験談インタビュー

M&A体験談インタビュー

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建築・設備工事会社の創業経営者が語る!
『M&Aで事業を飛躍させた社長の体験談』

タイトル:
建築・設備工事会社の創業経営者が語る!
『M&Aで事業を飛躍させた社長の体験談』
講師:
旧 東京サッシ販売株式会社 創業者 浅野 康文 氏
聞き手:株式会社コーポレート・アドバイザーズM&A 企業提携第一部 部長 山内 直人

創業からの沿革と事業内容について

Q.
東京サッシ販売株式会社の沿革や事業についてご紹介をお願いします。
A.
昭和46年に「東京サッシ株式会社」を創業し、住宅やビルのサッシ工事等を手掛けてきました。約45年間、周りの方にも助けられながら、サッシ業と建設業に携わって参りました。創業の経緯はやや複雑です。私の父親は建具屋を営んでいましたので、将来は2代目として稼業を継ぐものと思っていました。
しかし、学生時代に音楽に傾倒していた私は、父にとっては経験不足に映ったようで、業を煮やして「サッシ業をやるように!」と場所も資金も用意していました。
言われるがまま会社を創業させましたが、好景気でしたので面白いように仕事が舞い込み経営は順調でした。しかし、しばらくすると不良債権を抱えるなど困難にも遭遇することになります。M&Aを決断する直前には、15億円まで売上を順調に伸ばすことができました。しかし、さらに事業拡大を目指すとなると、そこには見えない壁があるようでした。

M&Aを決断した背景について

Q.
今回、事業承継と事業拡大という重要な課題解決のために、東京サッシ販売株式会社の株式譲渡、
つまりM&Aをご決断いただきましたが、ご決断に至った背景について教えてください。
A.
【後継者について考えたこと】

私には息子が3人いますが、私の苦労を感じ取ったせいでしょうか、誰も私の会社を承継しません。地域の経営者仲間も、身内が事業承継をせずM&Aを選択する人が今は多いようです。
私は少し前に病気を患いまして、会社を「特別清算」することを検討しました。しかし、特別清算ですと清算後に家賃収入や顧問料など収入を得ることができません。せっかく育てた会社なので、他に良い方法はないかと模索していたところ、コーポレート・アドバイザーズでM&Aを知りました。
M&Aの場合は自社の株式を相手企業に譲りますので、まとまった金額も入りますし、私の場合は顧問料も毎月いただいています。
M&Aは「売り手よし、買い手よし、世間よし」の“三方よし”でした。大変ありがたい選択だと今でも思っています。

A.
【サッシ業界、専門工事業界、建設業界の現状について】

サッシ業界や専門工事業界では、会社の統廃合が進んでいます。
住宅を専門にしている会社は、以前に比べ大変少なくなりました。また建設業界は、規模が大きく
なければあまり儲からないと個人的に感じています。
今後、業界はさらに二極化が進み、大きな会社と小さな会社のどちらかになるのだと思います。
自社を売却してみて驚いたことは、上場企業の信用力や企業力のお陰か、お客様の数は減りましたが
売上は2倍に伸びました。
やはり資本力のある企業と組むことで、事業拡大ができるのだと感じました。

グループに参画されてからの「社員の変化」や「事業の変化」について

Q.
グループに参画されてから間もなく1年が経過します。社員様や事業の変化について教えて頂けますか。
A.
【グループ参画を発表した時の社員の反応とその後】

相手企業が記者発表をする、その当日に、社員全てを集めてM&Aについて話をしました。
社員達は「相手企業が上場企業だ」というところに関心を持ったようです。
社員には「全ての雇用は維持する」ということをきちんと伝えましたので、
大きな動揺はありませんでした。
株式譲渡後に合併をしまして、現在は事業部となっています。
合併の際に、以前に他社からヘッドハンティングで引き抜いた社員から退職の相談がありました。
「雇用も給料面も維持する」と改めて伝えたところ、現状のまま仕事を続けることに落ち着きました。

A.
【今現在の社員の様子】

上場企業にグループ参画しましたので、安定性が増したと感じています。
会社は将来像をしっかり描いていますので、社員もキャリアステップを考えて仕事をするように
変化しました。
それまで社員30名の企業でしたので、どうしても景気の波に左右される部分がありました。
しかし、今回資本力のある会社と一緒になれたことで、業績も伸び、ビジョンをもって仕事ができるようになったと感じています。

A.
【グループに参画した後の事業の変化について】

M&Aの相手企業は異業種の上場企業でした。上場企業には株主がいて資金が潤沢にあります。
そのためか有能な社員が多いと感じました。
合併後、相手企業の各支店から工事の受注を受けていて、大変忙しい状態です。
捌ききれないほどの仕事に嬉しい悲鳴をあげております。現在、相手企業から社員が2名派遣され社員の管理などをしております。
少しずつ相手のやり方に馴染んでいかなければならない部分は当然あります。
現在、ベトナムにもサッシ図面を作成する会社を設立するなど、組織的に変化をしています。
全面的に信頼して任せていますし、問題点は特に見当たりません。

浅野様ご自身の現況

Q.
代表取締役を退任され、顧問として事業発展に邁進されていらっしゃいます。
浅野様の現状はいかがですか?
A.
【浅野様の現状について】

現在、顧問として定期的に出社しています。
時間も自由になりますし大変良くしていただいています。
金銭的にも顧問料や家賃をいただいておりますので余裕のある生活となりました。
もし株式を売却せずに自分自身で経営していたら、現状維持が精一杯でしょう。
私ももうすぐ68歳ですので新しい発想も浮かばず、事業拡大もできずに苦しんでいたと思います。
資本力があり、若い社員もいる会社にお譲りできて、良いM&Aができたと感じています。

今後M&Aをご検討する方へのアドバイス

Q.
実際に会社を売却した経験を通じて、一言アドバイスをお願いします。
A.
【これからM&Aを検討する方へのアドバイス】

私からのアドバイスとしては、どうしたら売れるのか、まずは相談してみると良いと思います。
売却先の候補は、自社よりも規模の大きな会社となるでしょう。
大手企業や上場企業と組めば、事業も発展すると思います。ある程度の年齢になりますと、病気のリスクもありますし、事業を続けていれば様々なことに遭遇します。
私の場合は、タイミングも相手企業も良く素晴らしい選択となりました。

本日はありがとうございました。

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