20年で2000件以上のM&A支援実績【日本クレアス|コーポレート・アドバイザーズのM&A】

M&A体験談インタビュー

相乗効果を活かし事業の拡大と成長を目指す成長戦略型M&A
M&A体験談インタビュー

掲載中

相乗効果を活かし事業の拡大と成長を目指す成長戦略型M&A

タイトル
相乗効果を活かした事業の拡大と成長を目指す成長戦略型M&A
インタビュー
株式会社松美屋 代表取締役社長 松本 保 氏

会社概要、事業内容

株式会社松美屋について

株式会社松美屋は、大手企業の工場内食堂及び大学寮食堂の管理運営を受託。昭和46年に創業、平成23年に松本保氏が代表取締役に就任。大手企業の事業所拡大とともに受託管理先を増やして成長を続けてきました。

 

更なる事業発展を目指し、レストラン事業の運営委託、環境工事事業や人材事業を行う企業に株式譲渡を含む資本業務提携を実施。その後も代表取締役に就任している同氏は、両社の相乗効果を活かした事業の拡大と成長に邁進しています。

創業の経緯と沿革

Q.

創業の経緯と沿革を教えてください。

A.

給食事業に携わっていた父が独立して創業しました。大手企業の食堂の管理運営を受託したことをきっかけに、その企業の事業所や保養所、寮の拡大に伴い受託管理先を増やして成長を続けていました。

私は父が創業した松美屋を継ぐことを前提に、大手給食会社に就職。栄養士の免許を取るなど精力的に業界のノウハウを吸収した後に27歳から松美屋で勤め始めました。平成23年に先代の体調不良をきっかけに代表取締役に就任しました。

順調に成長をしてきたものの、主要な取引先であった企業の事業所の縮小、保養所や寮の閉鎖があり、また価格競争の流れの中で採算の良い受託管理先の新規顧客の開拓に苦戦するなど、経営環境は良いものではありませんでした。

M&Aを検討したきっかけ

Q.
M&Aを検討したきっかけを教えてください。
A.

現状維持が事業縮小につながる状況の中、始めは成長戦略としてM&Aを検討していたわけではありませんでした。その中で、コーポレート・アドバイザーズM&A(以下、CAMA)より「当社を買いたい企業がある」とお声かけをいただき、会社を譲渡する気持ちはなかったのですが、まずは話を聞いてみようと思ったことがきっかけでした。

その会社とは合意に至らなかったのですが、その際にCAMAのアドバイザーから「事業の拡大のために資本提携先を積極的に探してみてはどうか」とアドバイスをいただき、相乗効果のある企業との資本業務提携を模索し始めました。

相手先を決めた理由

Q.
相手先を決めた理由を教えてください。
A.

CAMAから3~4社候補をいただいたのですが、複数同時に進めるのも相手先に失礼ですので、まずは最もスピード感があった企業1社に絞りお会いすることとしました。

その企業が今回の資本提携先となるのですが、初めてお話しをした時から奇遇なご縁を感じました。顧客が同じ、知り合いが同じなど、お互いにすでに様々なところで繋がりがあったのです。そのため、初めてでも話がどんどん膨らみ、描いていることが鮮明に見えてきました。即決に近い形で決断ができました。

相手先に求めたこと

Q.
相手先に求めたことについて教えてください。
A.

私は、会社が良くなれば良い、その気持ちしかなかったので自分の細かいこだわりは持っていませんでしたが、代表取締役を継続することは相手先に求めました。顧客を大切にして成長してきた松美屋ですので、代表が変わることによって顧客が抵抗しないか、また顧客が離れてしまわないか、それらを危惧しての要望でした。

現在は、松美屋の代表取締役として指揮をとりながら、相手先企業の取締役に就任しています。両社の経営を担うことで資本提携によるシナジーを発揮し、単体でしっかりとした利益を確保しながら、両社の更なる成長を目指しています。

ご家族や従業員の方の反響

Q.
ご家族や従業員の方の反響について教えてください。
A.

特に大きな反発や反響はありませんでした。創業者である父は、事業が良くなるための選択であることを理解してくれましたし、従業員も代表や業務内容が変わらないないこともあってか、特に反発などはありませんでした。

むしろ、M&A後は相手先の社長が現場に顔を出してくれることで、従業員は良い刺激をもらいながら働いていただいてると感じています。これからは現場同士のコミュニケーションをますます増やすことで活気を付け、人材を協力しながら業務が行えることを目指しています。

M&A後の現況

Q.
M&A後の現況について教えてください。
A.

資本業務提携により事業の幅が広がり、いよいよこれから成長・拡大を推進していくのですが、それと同時に今後は後継者を育成し、きちんと事業を承継できる体制を作っていきたいと考えています。

今回のM&Aを経て、やっと事業のビジョンが見えてきたという感覚があります。これまではマーケットが縮小する中、日々の経営に追われるばかりでしたが、やっと先のことを考える余裕が出てきたように思えます。

CAMAの対応について

Q.
CAMAの対応についてについて教えてください。
A.

アドバイスが適切で、特に今回は「相手先と合う」というところを見抜いてくれたことに感謝しています。

事業内容だけではなく、従業員に対する想い等の経営スタンスを理解していただき、その上で適切な提案を頂けました。かつ、会社の状況など、シビアな部分もしっかり指摘してくださいました。アドバイザーのアドバイスも、今回のM&Aがスムーズに進んだ理由の一つです。

これからM&Aを検討される方々へのメッセージ

Q.
ご自身のM&Aの体験をもとにしたアドバイスをお願いします。
A.

お互いに壁を作らないことが大切だと思います。社長同士がしっかりと話をし、コミュニケーションを通じて相互に理解を深めることです。

今回のM&Aの目的は両社のシナジーを発揮した事業の成長でした。せっかく同じグループになったのにコミュニケーション不足から別の組織になってしまっては意味がありません。幸いにして今回は互いの縁も後押ししスムーズに進めることができましたが、お互いに快く迎え合う、それができる相手先を探すことが重要ではないでしょうか。

コーポレート・アドバイザーズM&Aへお気軽にご相談ください。

M&Aのセミナーにご興味のある方

セミナー参加を
ご希望の方

M&Aに関する無料相談をご希望の方

無料相談を
ご希望の方

無料相談・秘密厳守
無料相談・秘密厳守

M&Aに関する無料相談やセミナーを随時行っております。