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花月園観光は、更なる事業基盤の強化の為、競輪及びオートレース専用場外車券売場の施設賃貸・運営受託を行うサテライト横浜の全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得価格は554百万円。
花月園観光は、主たる事業所であった花月園競輪場での競輪開催が廃止されたことに伴い、花月園競輪廃止後の中核事業所として花月園観光が一元管理を行うことを目的とし、平成22年10月29日をもって、関連会社であったサテライト横浜の株式を追加取得し、完全子会社化した。しかしながら、東日本大震災により、花月園観光関連のサテライト3ヶ所が被災し、主力事業所である南相馬市所在のサテライトかしまが長期休業せざるを得ない状況となり、事業基盤の安定化と有利子負債の圧縮を図るため、平成23年11月7日をもって、5年以内の株式の買戻しを条件として、サテライト横浜の全株式をアーキテクトエムに譲渡し、現在に至っている。
株式譲渡後の花月園観光は、各サテライトの効率的な管理・運営と顧客サービスの向上に努めるとともに、全社ベースでの徹底した経費削減により、平成25年3月期には6期ぶりの営業利益及び経常利益の確保に伴い全利益項目で黒字を計上し、前期に引き続き、今期も全利益項目で黒字計上の見込み。
このような状況のもと、更なる事業基盤の強化を図るべく、本来の買戻し期限を前倒しし、サテライト横浜の全株式を取得するに至った。

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