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武田薬品工業<4502>、米製薬アリアド社を買収

掲載日:2017年01月13日

武田薬品工業(本社:大阪市中央区、代表:代表取締役社長 CEOクリストフ・ウェバー )は、ARIAD Pharmaceuticals, Inc.(本社:マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「アリアド社」)を約6200億円(52億米ドル)で買収すると発表した。アリアド社の発行済み株式の全てを1株24ドルで取得する。 2017年2月末までに公開買い付けを実施し完全子会社にする予定。

1991年に創業したアリアド社は、がん関連医薬品の研究開発及び販売を行う。2015年12月期の売上高は1億1880万ドル、営業損失は2億1727千万円。臨床試験段階の薬剤であるbrigatinibは、遺伝的要因を有する非小細胞肺がん患者さんに対してグローバルに使用され、将来、年間10億米ドルを超える売上を達成できるポテンシャルを有している。また、慢性骨髄性白血病および特定の急性リンパ性白血病を対象とする治療薬であるIclusigの獲得により、武田薬品の血液がん分野の強固なフランチャイズが拡大するとしている。

この買収により、武田薬品は、固形がん分野への拡大と血液がん分野のさらなる強化が図ることが可能となる。オンコロジーポートフォリオを拡充する、ターゲットを絞った2つの革新的な治療薬を獲得することになり、長期的な増収効果が期待できるとしている。

(医薬品・化学製品製造のM&Aニュース)

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