ニュース

中国蘇寧雲商傘下のラオックス（本社：東京都港区、代表取締役社長：羅怡文） は、2017 年７月１日付で、愛都交通（本社：京都府久世郡、代表：代表取締役 河窪 幸二）の株式を 100％取得し、子会社化すると発表した。

ラオックスグループでは、いち早くインバウンド事業に取り組み、多言語対応、スムーズな免税処理システム、越 境（日中間）延長保証サービスなどを導入してきた。また、従来の家電や化粧品、アパレルといった物販を中心とした免税事業に加え、飲食、エンターテイメントなどモノ＋コトのトータルサービスの提供により顧客満足度を向上させるための取り組みを開始している。

愛都交通株式会社は、2008 年より京都市内にて一般乗用旅客自動車運送事業の許可を取得し、タクシー 業を行っている。京都市は、国際的な観光都市のひとつであり、2015 年に京都市を訪れた観光客数及び宿泊客数はともに過去最高を記録し、なかでも外国人宿泊客数の伸びは対前年比 73％増と日本全体平均値 46.4％を大幅に上回っている。また、2016 年の訪日外国人の都道府県別訪問率でも京都府は東京、千葉、大阪に次いで４位となっている。

今回の株式取得により、乗務員の採用・育成やインバウンド需要への対応など最適な事業投資を行い、車両稼働率を改善すると同時に、京都市内の当社店舗顧客の送迎サービス等、増加する小規模団体や FIT の ニーズに対応するため、シナジー効果を十分に発揮させる。

（衣料卸・小売のＭ＆Ａ）