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味の素（本社：東京都中央区、代表：代表取締役 取締役社長 最高経営責任者西井　孝明)は、味の素グループが１００％保有する香港アモイ・フード社（以下「ＨＡＦ社」）株式の１００％を、CITIC Capital Holdings Limited（以下「CITIC Capital 社」系列の投資ファンドが保有する会社（CITIC Capital Asian Foods Holdings Limited）へ譲渡 する契約を締結したと発表した。その上で当該会社の株式１５％を取得してジョイントベンチャーを開始したと発表した。

味の素は、２００６年１月にアモイ・フード・グループの事業をダノン・グループより取得した。 ＨＡＦ社が主要拠点を置く香港において、“ＡＭＯＹ”ブランドの液体調味料や冷凍食品はマーケット リーダーとしてお客様から広く認知されている。また、北米、欧州などでも事業を展開しており、成長市場である中国市場において“ＡＭＯＹ”ブランドの更なる成長を託し、新たな事業機会創出をサポートできるパートナーを探索していた背景がある。

このたび味の素がＨＡＦ社の全株式を譲渡する契約を締結し、その上で１５％の株式を取得する CITIC Capital Asian Foods Holdings Limited は、CITIC Capital 社系列のプライベート・エクイティ・ ファンドである CITIC Capital China Partners III, L.P.（以下「中国ファンド」）および CITIC Capital Japan Partners III, L.P.（以下「日本ファンド」）傘下の企業。中国ファンドおよび日本ファンドは共に、それぞれの投資先である中国等の海外企業（中国ファンド）および日本企業（日本ファンド）の企業価値の成長を、CITIC Capital 社のリソースや熟知する中国市場とのリンケージを活用しながら支援していく。

味の素㈱、香港アモイ・フード社の株式売却を通じ CITIC Capital 社系列投資ファンドが保有する会社とのジョイントベンチャーを開始 ２０１８年１１月１９日 CITIC Capital 社は中国の国内外で外食、物流、ＩＴ等、幅広い領域で事業を展開している中国トップクラスの企業集団である CITIC Group のグループ企業。味の素は、CITIC Capital Asian Foods Holdings Limited への出資を通じて、中国における新たな事業機会創出に向けCITIC Capital社との協業を検討していく。味の素は、今後も海外食品事業において「味の素ブランド」の価値の更なる向上、現地に適合し独自技術・素材を活用した製品展開や外部との積極的な連携を推進し、新たな価値を提供していく。

【香港アモイ・フード社の概要】
会 社 名：香港アモイ・フード社（Amoy Food Ltd.）
所 在 地：香港
設立時期：１９０８年２月（当社資本参加時期：２００６年１月）
代 表 者：社長 鈴木 壮司（すずき そうじ）
従業員数：約４００名（２０１８年１１月時点）
事業内容：調味料・冷凍食品類の製造・販売
株主構成：味の素㈱ ９０．４％ 味の素冷凍食品㈱ ９．６％

【CITIC Capital 社の概要】
会 社 名：CITIC Capital Holdings Limited
所 在 地：香港
設立時期：２００２年１月
代 表 者：Yichen Zhang (Chairman & Chief Executive Officer)
従業員数：約３２０名（２０１８年１１月時点）
事業内容：代替投資を中心とした投資運用事業・投資顧問事業
運用資産：２５０億米ドル

【CITIC Capital Asian Foods Holdings Limited の概要】
会 社 名：CITIC Capital Asian Foods Holdings Limited
所 在 地：英国領ケイマン諸島
設立時期：２０１８年１０月
代 表 者：Hans Allegaert（Director）
事業内容：株式の保有
資 本 金：１０００米ドル ＊２０１８年１０月末レート：1 米ドル＝１１３.２６円

（食品製造のＭ＆Ａ）