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ホテル・旅館業界のM&A動向
コロナ禍の影響により、インバウンド需要がなくなり、ステイホームを奨励した結果、ホテル・旅館業界は、廃業・撤退・再編の時期にあります。たとえ東京オリンピック・パラリンピックが行われても、コロナ禍が長期化することを予測し、廃業・撤退を決断する経営者様が多いです。そのような状況下において、M&Aを活用し、ホテル・旅館をグループに迎え入れる企業グループもあります。
ホテル・旅館業界をとりまく環境は、コロナ禍のため、著しく縮小しました。たとえ東京オリンピックがあったとしても、中長期的にも厳しい見通しであります。コロナ禍の影響による新しい生活様式や新たなライフサイクルは、ホテル・旅館業界の供給過剰による競争激化をもたらしています。
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短期的には、GOTOキャンペーンや東京オリンピック需要を取り込むことで、需要を喚起し、復活する可能性がありますが、将来的には、消費行動の変化や、ITの発達により、ホテル・旅館業界は、市場の変化や業態の変化を余儀なくされ、更なるM&A が加速すると考えられます。
一般的なM&Aとしての買い手側のねらいとしては、規模の拡大(事業エリアの拡大、海外での事業基盤の獲得、スケールメリットの追求、自社ノウハウによる経営再建)、事業領域の拡大(新規業態(ラグジュアリー、リゾートなど)への進出、インバウンド宿泊需要への対応、民泊ニーズの取り込み)などが挙げられます。
一方、一般的な売り手側のねらいとしては、選択と集中(コア事業、特定エリアへの集中)、独自路線の見直し(オペレーションの効率化、サービス拡充による集客力強化)、後継者問題の解決などが挙げられます。
コロナ禍の著しい影響のため、買い手にとって比較的良い条件での交渉が可能です。しかし、買い手手優位の状況は必ずしも長くは続かないと思われます。GOTOキャンペーンのように、影響の大きかった業界には、必ず国からの予算幸が行われるため、旅行・旅行代理店業界も復活・成長の可能性がありますが、買い手からの提案を見極めて、M&Aでの事業承継を検討されることをおすすめします。
譲渡を検討される場合は、すぐに譲渡しなければならない状態になる前に、M&Aの専門会社などにご相談されることをお勧めします。早めに検討し始めることで、より相乗効果を発揮することができる最良の相手とのM&Aをじっくりと検討することができます。
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