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学習塾業界のM&A動向
学習塾業界はこれまで事業の特性上、参入障壁が比較的低い状況にあり、事業者数も全国に10,000社以上あることから大手による寡占化はこれから大きく進むものと考えられています。一方、事業環境として少子化による生徒数の減少、デジタル教育の急速な普及、eラーニング等のIT化による異業種からの参入、また慢性的な塾講師人材不足等の状況が続いており、更なる競争激化が予想され、M&Aの活用による業界再編が続いています。
学習塾業界は顧客である小学生、中学生、高校生の生徒数減少による市場規模の縮小を、様々な提供サービスの拡大により補完してきました。補習並びに受験対策、個別指導と集団指導、通信教育、eラーニング等の導入等です。またターゲット顧客拡大施策及びセグメントの細分化等も新たなマーケットを創出しています。しかしながら今後更に顕著な生徒数の減少予測は業界のM&Aによる再編を活発化させています。
将来的な市場規模の縮小が高い確率で訪れると予想され、事業者間による顧客獲得競争が続き、コストの上昇が懸念されています。一方で、一人当たりにかける教育費用も増加傾向にある中、実力のある学習塾のニーズは高まっています。規模の拡大を目指す業界大手やeラーニングコンテンツ等を持つ異業種からの参入もあり、学習塾業界において更にM&Aは加速すると考えられています。
M&Aのよる買い手側のねらいとしては、顧客層や事業セグメントの拡大などが挙げられます。
一方、売り手側のねらいとしては、選択と集中(コア事業、特定エリアへの集中)、独自路線の見直し(オペレーションの効率化、サービス拡充による集客力強化)、後継者問題の解決などが挙げられます。
また、デジタル教育が急速に一般化しており、eラーニング市場の拡大と合わせて、さらなる再編が進む可能性もあります。譲渡を検討される場合は、すぐに譲渡しなければならない状態になる前に、M&Aの専門会社などにご相談されることをお勧めします。早めに検討し始めることで、より相乗効果を発揮することができる最良の相手とのM&Aをじっくりと検討することができます。
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