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LPガス業界のM&A動向
日本LPガス協会の公開データによると、LPガスの需要は、都市ガスの普及などにより1996年の取扱数量19,703千トンをピークとし、その後は年々減少している。近年も、オール電化などの新エネルギーの普及による漸減傾向であり、2016年の取扱数量は14,208トン。一般家庭や企業などが消費するエネルギー全体の1割弱にとどまっている状態です。
LPガスは、クリーン・エネルギーであることや、インフラ整備が軽微であることから、国が閣議決定した「震災後のエネルギー政策の方向性を示した新しいエネルギー基本計画」では、緊急時にも貢献できる分散型のクリーンなガスエネルギーとして認識されるなど、今後も一定程度の需要は維持するものと想定されています。
2000年以降、経営合理化を目的とする再編が進んでいます。
LPガス業界では、多くの中小企業が抱える後継者問題の影響による「オーナー経営者の高齢化」の流れに違わず、事業を継続し、従業員の雇用や取引先とのリレーションを維持することを目的とした第三者への事業承継(M&A)の需要が増加しています。
また、中堅・大手企業にとっても、元売り同士の水平方向にとどまらず、卸や小売まで含めた垂直方向による合理化が、電力や都市ガスなど競合エネルギーとの競争を勝ち抜くには欠かせない状況です。こういった状況から、M&Aへの取組みについては、引き続き積極姿勢となっています。
LPガス業界のM&Aはピークアウトしたようにみえますが、引き続き売り手市場が続いています。他業界と比較しても、売り手主導でより良い条件での交渉が可能です。譲渡を検討される場合は、すぐに譲渡しなければならない状態になる前に、M&Aの専門会社などにご相談されることをお勧めします。
早めに検討し始めることで、より相乗効果を発揮することができる最良の相手とのM&Aをじっくりと検討することができます。
コーポレート・アドバイザーズM&Aへお気軽にご相談ください。
M&Aに関する無料相談やセミナーを随時行っております。