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ダイキンは、地球温暖化の抑制へ貢献を目指し、ベルギーの大手化学メーカーであるソルベイ社から欧州における冷媒事業を買収することを決定した。
欧州では、温室効果のあるフロンガスを規制する「Fガス規制」の中で環境影響度の低い冷媒への転換が求められている。ダイキンは、空調機器と冷媒を合わせ持つ唯一のメーカーとしての責任を果たすと同時に、温暖化係数(GWP)が低く、環境負荷が少ない冷媒の普及によって、地球温暖化の抑制へ貢献を目指す。
この買収によりダイキンは、欧州における冷媒生産が可能になり、同地域での冷媒事業に本格参入する。具体的には、ソルベイ社が持つ自動車向け冷媒を新たにラインアップすることで事業領域をさらに拡大し、2018年にはグローバルの冷媒事業において300億円以上の売上をめざす。 さらに、冷媒ガスの回収・再生、自動車向け冷媒の生産についても、2015年度中に取組みを具体化する見通し。
ダイキンは、ダイキンケミカルフランス社(本社:リヨン市)、および日本・中国拠点より、グローバルにさまざまなフッ素材料を供給している。とりわけ欧州の自動車メーカー向けには、燃料透過規制に対応した材料やターボチャージャー用材料など、先進的なフッ素材料を提供してきた。
今回の買収により、欧州の自動車メーカーとの関係をより強化し、顧客ニーズに応じた商品開発を加速することで、自動車向けのフッ素材料の拡販も実現する。
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