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住友生命、米シメトラ社を買収へ

掲載日:2015年08月12日

 住友生命(本社:大阪府大阪市/代表:橋本 雅博)は、米国の上場生命保険グループであるシメトラ・ファイナンシャル(本社:米ワシントン州/代表:トーマス・マッラ)を買収することについて同社と合意したと発表した。今後、シメトラ社株主総会での承認や、日米監督当局による認可等を条件に、2016年第1四半期または第2四半期をめどに完全子会社となる予定。

 住友生命は、現行の中期経営計画において、サービスの充実や経営全般にわたる品質の維持・向上を通じて、経営資源を営業職員、金融機関等代理店、保険ショップ、海外事業などの成長分野に振り向けることを掲げている。海外事業については、収益基盤の多様化、企業勝の持続的向上に資することを目的として、世界の保険料収入の約2割を占める世界最大の生命保険市場である米国への進出について調査していた。

 一方、シメトラ社は、米国全土で事業展開し、バランスのとれた事業ポートフォリオに基づく安定した収益性、業界経験豊富な経営陣の卓越したリーダーシップによる高い成長性、保守的な資産運用方針等に基づく高い健全性を有する生命保険グループである。

 住友生命は本買収により、海外事業からの収益規模拡大により収益基盤の多様化が図られると同時に、アジアと米国のバランスのとれた海外事業ポートフォリオの構築が可能になるとしている。

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