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医薬品・化学製品製造業界のM&Aニュース
AGC旭硝子(本社:東京都千代田区、代表:島村 琢哉)は、大手バイオ医薬品原薬の開発製造受託企業(CDMO)であるCMCBiologics社の全株式を約600億円で取得することにつき、主要株主であるMonitor Clipper Partners社およびEuropean Equity Partners社を含む全株主との間で株式譲渡契約を締結したと発表した。
尚、本件買収は、所要の独占禁止法当局の承認を前提とし、同社は2017年1月にAGCグループの子会社となる予定。
CMCBiologics社は、動物細胞と微生物を用いたCDMOで、医薬品開発から商業医薬品向けに、プロセス開発、スケールアップおよび商業製造までの高付加価値のサービスを提供している。約530名の従業員を有し、デンマーク(コペンハーゲン)と米国(シアトルおよびバークレー)の製造拠点をベースにグローバルに事業を展開している。
AGC旭硝子は、1985年にバイオ事業を発足、2000年初めよりバイオ医薬品製造受託事業を開始し、主に日本で微生物を用いたCMO事業を行ってきた。本年8月に微生物を使ったCDMOであるドイツBiomeva社を買収し、欧州での製造、開発拠点を獲得した。
それに続く今般のCMCBiologics社の買収は、動物細胞を用いたバイオ医薬品製造技術の獲得とその主要市場である欧米の顧客基盤獲得を目的とした、AGC旭硝子のバイオ事業戦略の一環。
本買収を通じ、高い技術力と信頼される品質に裏付けられた世界トップレベルのグローバルCDMOとして、製薬会社、患者様、そして社会への貢献を図る。
AGCグループは、経営方針AGC plusの下、ライフサイエンス事業を戦略事業のひとつと位置付けている。
今般の事業統合を成長に向けた重要な一歩とし、バイオ医薬品製造受託事業を加速的に拡大する狙い。
(医薬品・化学製品製造のM&Aニュース)
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