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　太平洋セメント（本社：東京都港区/代表：福田　修二）は、米国の連結子会社であるカルポルトランド・カンパニーを通じて、米国の建築資材会社のマーチン・マリエッタ・マテリアルズグループからカリフォルニア州のセメント工場及び貯蔵施設などを買収すると発表した。買収金額は約520億円。

　太平洋セメントは現行の中期経営計画で、収益力の創出・向上のため、同社グループにおいて、1,000億円程度の成長投資を実施する方針を打ち出している。また、米国セメント事業において、既存事業の収益基盤を強化し需要増を着実に収益へ取り込む方針を掲げている。

　本買収により、米国子会社がカリフォルニア州に保有している工場の生産中止により縮小したセメント生産能力を回復することができる。また、カリフォルニア州、アリゾナ州及びネバダ州におけるセメント需要増に対応可能な供給体制の構築を図ることが可能になるとしている。

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