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日立造船<7004>、スイスの建設事業会社の資産買収へ

掲載日:2014年11月05日

Hitz日立造船株式会社の100%子会社で、ごみ焼却発電プラントの設計、建設、保守などを手がけるHitachi Zosen Inova AG(スイス、CEO:Franz-Josef Mengede / 以下、HZI)は、このほど、欧州を中心にコンポガス※プラントのEPC事業を手がけるAxpo Kompogas Engineering AG(スイス、以下、Komeng)の資産を買収し、バイオガスプラント建設事業に進出する。ごみ焼却発電プラント事業を中心に環境事業での世界No.1を目指しておりますが、HZIなどグループ各社と共にOne Teamとして、今後も積極的にグローバル展開していく。
 Komengは、1991(平成3年)に設立されたKompogas AGを前身とし、スイス最大の電力会社であるAxpoグループの傘下で乾式コンポガスプラントのEPC事業を手がける会社であり、当社を含む日本の大手プラントメーカーや欧州プラントメーカーのライセンサー。現在の日本におけるコンポガス技術は、1996年より本技術の導入に取り組んできた当社など数社が、1999(平成11)年に京都市において「有機系廃棄物再資源化実証プラント(3t/日)」の運転をスタートさせたことが普及のきっかけとなっている。
 今回のHZIによるKomengの資産買収は、ごみ焼却発電事業が大部分を占めるHZIが、業容の拡大を図るために行うものです。本コンポガス技術の導入により、「ごみ処理」分野の事業領域を拡大することができ、欧州におけるごみ処理法の多くの割合を占めるごみ焼却発電にコンポガスを複合させた提案をすることが可能となる。 
 日本でもごみ処理の高度化を目的にごみ焼却発電プラントにバイオガス化プラントを併設しプラントのエネルギー回収率向上を図る傾向にあります。HZIはコンポガス技術の獲得により、バイオガスプラントEPC事業を取り込むだけでなく、ごみ焼却発電プラントEPC事業とのシナジーを発揮させ、両事業を拡大発展させていく。
【Komengの概要】
1.名称 :Axpo Kompogas Engineering AG(スイス)
2.所在地 :Flughofstrasse 54, CH-8152 Glattbrugg, Switzerland
3.代表者 :Bernard C.Fenner(CEO)
4.事業内容:コンポガスプラントのEPCおよびメンテナンス
5.設立年 :2013(平成25)年
6.資本金 :約4億2,500万円

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