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電通<4324>、米ネット広告会社のロケット・インタラクティブを買収へ

掲載日:2014年12月18日

電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746億981万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は12月17日付(米国時間16日)で、米国のデジタル・マーケティング・エージェンシー「Rockett Interactive, Inc.」(本社:ノースカロライナ州ケーリー市、以下「ロケット・インタラクティブ社」)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意した。
2004年に設立されたロケット・インタラクティブ社は、ディスプレー広告や検索連動型広告を含むデジタル領域全般のキャンペーンを取り扱っているが、特に、データ分析とアトリビューション領域に強みを持ったエージェンシー。
具体的には、消費者データや購入データと広告媒体のデータをマッチングさせ、消費者が商品・サービスの購入に至る過程で接触したデジタル広告を時系列に追跡・分析することで、各広告の購入への寄与度を明確にする(アトリビューション)同社ならではの技術を保有しており、顧客による効率的な広告予算の配分に貢献している。

今後、ロケット・インタラクティブ社は、当社グループのグローバルなエージェンシー・ネットワークブランドのひとつで、デジタル・パーフォーマンス・マーケティング領域を専門とするiProspect(アイプロスペクト)ブランドとして事業を展開していく。
電通グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)が行っている「世界の広告費予測」(2014年9月)によると、2013年の米国におけるデジタル広告費は前年比で14.0%増。また、2014年、2015年も、それぞれ16.2%増、17.0%増と高い成長が続くと予測している。

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