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その他製造業界のM&Aニュース
三菱樹脂(本社:東京都千代田区、社長:姥貝卓美)と三菱レイヨン(本社:東京都千代田区、社長:越智仁)は、炭素繊維・複合材料事業の強化を目的とし、三菱樹脂のピッチ系炭素繊維事業と三菱レイヨンのPAN系炭素繊維事業を統合することを合意した。三菱レイヨンが、三菱樹脂のピッチ系炭素繊維事業を会社分割の方法で継承し、2015年4月1日付でPAN系炭素繊維事業と統合した新組織を発足させる予定。
三菱ケミカルホールディングスを共通の持株会社とする事業会社である三菱樹脂と三菱レイヨンは、単一のグループとして、石炭ピッチ系炭素繊維とPAN系炭素繊維の両方の技術を持つ世界で唯一の炭素繊維メーカー。これまで共同マーケティングや技術交流などを通じてグループシナジーを追求し、PAN系とピッチ系の炭素繊維をそれぞれ適材適所に配置した新設計のゴルフシャフト≪Diamana≫ B、W、R各シリーズを三菱レイヨンが開発するなど、具体的な成果を実現してきた。
今後、三菱ケミカルホールディングスグループとして、世界首位のピッチ系炭素繊維事業に由来する知見をPAN系炭素繊維の領域に応用し、戦略重点分野である自動車、圧力容器、風力発電翼など産業用途における顧客へのソリューション提案力を強化していく。また、すでにグローバルに展開中のPAN系炭素繊維・複合材料事業の製造・販売・開発に係る事業インフラを活用し、ピッチ系炭素繊維事業の価値を最大化していく見通し。
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