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その他製造業界のM&Aニュース
北越紀州製紙は、グローバル製紙企業として成長・発展を目指し、カナダでパルプ製造事業を展開するAlpac Forest Products Inc.(以下「AFPI」という。)及びAFPI が製造するパルプの販売事業を展開するAlpac Pulp Sales Inc.(以下「APSI」という。)の株式をそれぞれ三菱商事から取得し、両社を子会社化することを決議した。
なお、北越紀州製紙グループは、長期経営ビジョン「Vision 2020」を策定し、2020 年(平成32 年)に連結売上高3,000 億円以上(海外売上高比率25%)を達成するという経営目標を掲げ、現在第2ステージである中期経営計画「C-next」において、収益基盤の強化と環境への取り組みの深化を基本として新規分野の創造及び事業構成の変革を進め、製紙企業としてさらなる成長に向けて取り組んでいる。
AFPI は、カナダ・アルバータ州政府から付与された6.4 百万ヘクタールの森林資源を有し、単一工場としては北米最大の市販パルプ工場であり、平成17 年にFSC(Forest Stewardship Council)より「森林管理の認証」を取得するなど、環境・社会・経済の全ての側面に配慮した持続可能な森林経営を行う。
北越紀州製紙グループがAFPI 及びAPSI の株式を取得し子会社化することは、世界的に需要拡大が続く市販パルプ事業に本格的に進出し、国際競争力と収益基盤をさらに強化することになり、長期経営ビジョンで掲げた経営目標を数年前倒しで達成することを可能とする。
また、北越紀州製紙グループは、新たに取得した市販パルプ事業という川上分野から紙の加工に至る川下分野まで、紙パルプ事業のバリューチェーンの全ての段階において事業展開を図る。
北越紀州製紙グループはこれからも紙パルプ事業に経営資源を集中投資し、川上・川下分野を含めた主要4事業(洋紙・白板紙・特殊紙・紙加工)を基軸に、グローバル製紙企業として成長・発展を目指す。
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