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金融・リース・レンタル業界のM&Aニュース
SBIホールディングス(以下「SBIHD」)は、タイの大手証券会社であるフィナンシアサイラス証券と、インターネットを通じた証券取引サービスの提供を目的とした合弁会社「SBIタイオンライン証券」を設立させると発表した。タイにおける初のインターネット専業証券会社として2015年秋を目途に営業を開始する予定。
ASEAN諸国の中で大きな経済規模を誇るタイには、110万以上の証券口座があり、タイ証券取引所には約678銘柄が上場している。また、同証券取引所には周辺国のマーケットと比べて流動性の高い大型株が比較的多く、一日平均売買代金はシンガポール証券取引所を凌ぐ規模でASEAN地域内でトップクラスを誇るという。
SBIグループは、これまでもカンボジアの子会社SBIロイヤル証券の運営や、インドネシアの出資先企業であるBNI証券におけるオンライン株式取引システムの設計と開発への参画など、アジア新興諸国を中心に金融事業の拡大を進めており、フィナンシアサイラス証券とは既にSBIロイヤル証券を通じた業務・資本提携関係を構築している間柄で、今回の合弁会社「SBIタイオンライン証券」には、SBIグループが55%、フィナンシアサイラス証券が45%を出資し、株式取引やデリバティブ取引などの証券サービスを、インターネットを通じて、在タイ邦人を含む現地の投資家に提供する。
また、フィナンシアサイラス証券の株主であるタイ王国の総合金融グループ企業Finansa Plc.とは、共同で未上場企業を主な投資対象とした投資会社を合弁で設立している。
SBIグループは引き続き、日本において築いてきたオンライン金融事業に関する経験を活かし、新興諸国におけるオンライン金融サービス事業の強化させる。
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