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医薬品・化学製品製造業界のM&Aニュース
総合化学大手の住友化学(本社:東京都中央区、代表:代表取締役社長 兼 社長執行役員 十倉 雅和)は、このたび、キリンホールディングス傘下の協和発酵バイオ(本社:東京都千代田区、代表:代表取締役社長 小谷 近之)の植物生長調整剤事業を譲り受けることについて、同社と合意したと発表した。 植物生長調整剤は、果実を大きくし開花を促進するなど、作物の生長や発育を増進 または抑制することで品質や収量の改善に貢献する農薬で、日本を含め世界的に広く使用 されている。
協和発酵バイオは 1958 年に「ジベレリン協和錠剤」を発売して以降、国内の植物生長調整剤のパイオニアとして、長年にわたり事業を展開してきました。ナシやブドウの果実肥大、ブドウの無種子化などの効果を発揮する、ジベレリン製剤「ジベレリン協和」やホル クロルフェニュロン製剤「フルメット」を販売している。 住友化学は、世界の農薬企業で大規模な統合や再編が進む中、新たな農薬の開発力、バ イオラショナルなどのユニークな事業、グローバルな販売網や大手メーカーとの提携関係 を強みに事業を拡大している。
中でも、高い市場成長率が見込まれるバイオラショナル などのスペシャリティ分野では、近年、M&A や研究開発機能の充実などを積極的に進めてきた。今回、協和発酵バイオの高品質な製品や優れた知見、国内の植物生長調整剤市 場におけるブランド力と、これまで住友化学グループが培ってきた技術やノウハウを融合させ ることで、こうした分野をさらに強化する。
住友化学は、今回の植物生長調整剤事業の買収によって、国内外の製品ポートフォリオ をさらに拡充し、農作物の生産性向上により一層貢献する。
(医薬品・化学製品製造のM&A)
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