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JTグループ(本社:東京都港区、代表:代表取締役社長 小泉 光臣)は、フィリピンにおいてたばこ事業を展開する Mighty Corporation(以下、「MC 社」)のたばこ事業に係る資産を 468 億フィリピン・ペソ(約 1,048 億円) で取得することについて合意し、契約を締結したと発表した。
取得する資産には、 同社の保有する流通販売網、製造設備、製品在庫及び知的財産権が含まれており、 本件は必要な手続きを経て、2017 年 12 月期 第 3 四半期に完了する予定。
MC 社は、フィリピンたばこ市場の 50%以上を占めるバリュー価格帯においてリーディングポジションを獲得しており、高いブランドエクイティを誇る Mighty 及び Marvels 等のブランドを保持している。加えて、同社はフィリピン全域にわたる確固たる流通販売網も強みとしており、世界第10 位のフィリピンたばこ市場において第 2 位の市場シェア(23%)を有している。
JTグループは長年に亘りフィリピンにおいて事業を展開しており、中価格帯に位置する Winston ブランドを中心に、主に都市部において市場シェアを伸長させてきました。 本件を通じた流通販売地域の飛躍的な拡大及びブランドポートフォリオの強化等により、強固な事業基盤を確立し、力強い経済成長を続ける同国において 1/4 以上の市場シェアを獲得することとなる。
JT代表取締役副社長たばこ事業本部長の岩井睦雄は次のように述べている。
「本件は、中長期に亘る持続的な成長に向けた地理的拡大の一環として本格進出を予定しているインドネシアに続く案件であり、東南アジア地域における事業基盤の更なる強化を図る上で大きな意義を持つ。」
【契約の概要】 本件は次の 2 契約により構成されています。
・ MC 社のたばこ事業に係る資産を 280 億フィリピン・ペソ(約 627 億円)で同社から取得する資産売買契約
・ MC 社及び WONG CHU KING HOLDINGS INC.(以下、「WCKH 社」)等が保有する MC 社のたばこ事業に係る知的財産権を 188 億フィリピン・ペソ(約 421 億円)で取得する知的財産権譲渡契約
(注)上記の他に、本取引に係る付加価値税等として、58 億フィリピン・ペソ(約 130 億円) の支払いがある。
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