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LIXIL、インドの衛生陶器メーカーを買収

掲載日:2018年01月26日

LIXIL (本社:東京都千代田区、代表:代表取締役社長 瀬戸 欣哉)は、成長著しいインド市場およびグローバル全体におけるサプライチェーンを強化し、衛生陶器の生産体制を拡充するため、総額約6,500万米ドル(約71.5億円、1米ドル=110円で換算)の投資を行う予定であり、その一環として、近年インド南東部のアンドラ・プラデシュ州に衛生陶器工場を建設したSentini Sanitarywares Private Limited(センティニ・サニタリーウェアズ・プライベート・リミテッド)社の買収を完了しました。

今後、LIXILはこの工場でGROHEおよびAmerican Standardを含むマルチブランドの製品を生産する予定。当工場の生産能力は、現時点では年間100万台ですが、近い将来、年間200万台の生産が可能になるような体制を整備する。また、インド政府は、国内製造業の発展を目指して「メイク・イン・インディア」政策を推進していますが、LIXILはこの取り組みに賛同し、当工場で約400人の従業員を雇用する。なお、買収に伴い、同社の社名は、LIXIL India Sanitarywares Private Limitedに変更される。Sentiniグループの会長であるSeshagiri Rao Tipirneni氏は、引き続き同社の株主として残り、顧問として助言を行う。

株式会社LIXILの社長兼CEOの瀬戸欣哉は、次のようにコメントしている。
「ダイナミックに成長を続けるインドは、LIXILにとって戦略的に優先度の高い市場であり、今回の投資は、将来に向けた戦略に基づくものであり、インドだけでなく、同国で生産した衛生陶器を米国などの他市場に輸出することも可能になるなど、グローバル全体での生産能力強化にもつながります」

LIXIL Asia PacificのCEOであるBijoy Mohanは、次のように述べている。
「アジアの事業は、今後もLIXILの成長をけん引していきます。柔軟なサプライチェーンを構築するとともに、生産能力を拡大することで、インド市場における主導的な地位を確立することができます。加えて、新工場への投資は、当社の従業員や顧客、地域社会に対して大きな利点があります。Sentiniグループの創業者や従業員のこれまでの取り組みを通じて、地域社会との強いつながりが構築されており、当社はこのような関係を今後も維持、発展させていきます」

LIXIL Indiaのカントリー・ヘッドであるShubhajit Senは、以下のようにコメントしている。
「LIXILは、GROHE、American Standard、INAXをはじめとするブランドを展開し、水まわり技術や衛生陶器の分野でグローバル市場をリードしています。今回の投資は、インド市場における当社の優位性を高め、業界を変革していくために重要な一歩となります。インドは大きな成長が見込める市場であり、LIXILはインドの衛生陶器市場で15~20%のシェアを獲得し、向こう3年間で業界をリードするポジションを確立することを目指しています」

(住宅・不動産・ビルメンテのM&A)

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