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旭化成<3407>、約791億円でアメリカの自動車内装材メーカーを買収

掲載日:2018年07月26日

旭化成(本社:東京都千代田区、代表:代表取締役社長 小堀 秀毅)は、米国の自動車内装材メーカーであるSage Automotive Interiors, Inc.(本社:米国サウスカロライナ州、CEO:Dirk R. Pieper、以下「Sage(セージ)社」)を現金約700百万米ドル(約791億円)で買収することを決定したと発表した。これはSage社を100%保有するClearlake Sage Holdings, LLC(本社:米国デラウェア州)との間で合意したものになる。

取得価額約700百万米ドルは、クロージング時点での現預金・借入金の残高や運転資金の増減等により変更となる。なお、本取得価額にSage社の純有利子負債を加えて算出した買収価格は1,060百万米ドル。

旭化成は現中期経営計画「Cs for Tomorrow 2018」において、マテリアル領域の重点分野の1つとして自動車分野向け事業の拡大を図っており、領域内横断で「自動車メーカーおよび部品メーカーとのコネクト(関係)強化」「グローバル拠点の確立」等に取り組んでいる。

自動車産業においては、「CASE」(Connected:コネクテッドカー、Autonomous:自動運転、Shared:シェアリング、Electric:電動化)に代表される新たなトレンドによって変革が起きており、自動車分野向け事業に大きな成長機会が生まれています。その流れの中で、車室空間にはこれまでにない快適性やデザイン性が求められており、内装市場の中長期的な拡大が見込まれている。

旭化成はスエード調人工皮革「ラムース」をSage社に販売しており、両社は従来より良好な関係を構築・維持してきました。Sage社は自動車内装材に用いる各種繊維製品の開発・製造・販売を手掛けており、シートファブリック2市場ではグローバルNo.1シェアを保持している。Sage社は内装材に関する総合提案力、高いデザイン力、加工技術等により、自動車メーカーおよび部品メーカーに対し高いプレゼンスを有している。

旭化成は自動車分野向け事業の拡大を加速させるためにSage社の事業を取り込むことを検討してきましたが、昨年10月より両社で協議を始め、このたび本買収の合意に至った。旭化成は、成長する自動車内装市場でのポジションを強化し、自動車分野向け事業の拡大実現を目指す。

自動車メーカーおよび部品メーカーに対するアクセスを強化し、自動車市場の動向やニーズを迅速かつ的確に把握し、Sage社の有するマーケティング力・デザイン力と、当社の有する繊維製品、樹脂製品、センサ等のさまざまな製品・技術を組み合わせて、車室空間に関する総合的なデザイン、ソリューションを提案・提供する。また、
Sage社の営業・製造・マーケティング拠点を、当社のグローバル展開にあたっての経営インフラ・リソースとして活用する。

【Sage社の概要】
名称:Sage Automotive Interiors, Inc.
所在地:米国サウスカロライナ州グリーンビル市
(Research Dr. Suite 300, Greenville, South Carolina)
代表者の役職・氏名:CEO:Dirk R. Pieper
事業内容:自動車内装材に用いる各種繊維製品の開発・製造・販売
資本金:82.5百万米ドル(連結:2017年12月31日現在)
設立:2009年に米国の繊維・化学品メーカーであるMilliken&Companyからスピンオフ
生産拠点:米国、イタリア、ポーランド、ルーマニア、ブラジル、中国
従業員数:約2,200名(2018年3月31日現在)(連結)
大株主および持株比率: Clearlake Sage Holdings, LLC 100.0%

(医薬品・化学製品製造のM&A)

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