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セミナーレポート(2018年11月14日開催)
第2部『買収後、成功する会社の見つけ方』
日本国内におけるM&Aは、近年増加傾向にあります。背景には、人口減少や少子高齢化、業界再編、規制緩和や自由化など、企業を取り巻く経営環境の変化があります。そのようななか、企業がスピード感を持った成長を実現していく上でM&Aは経営手法の一つとして定着してきました。
■買収後、成功する会社の見つけ方
M&Aを実施したものの、当初に期待していたような成果を十分に挙げられていないケースも少なくはありません。「とにかくM&Aを成立させる」「成立ありき」で進めてしまうと、誤った判断を招きがちになります。M&Aの「成立」はあくまでも途中経過であり、その後の価値創造に至ったときに初めて「成功した」と言えます。
■PMI(M&A後の統合プロセス)に成功しているM&Aのポイント
(1)ファインディングの採用
M&Aをおこないたい場合、金融機関やM&Aの仲介会社に相談し、情報が持ち込まれることを待つ方法があります。これは、既に売却の意思表示をおこなっている案件となりますので、条件が合えばスピーディに進む場合も多く、「M&Aの成立」の可能性は高くなります。
一方、「ファインディング」という手法をとる場合、買収企業の経営戦略の中で、「何が必要なのか」、「その為に有効的なM&Aは何か」という議論を行った上で、買収提案・交渉を得意とするM&Aアドバイザー会社に対し、自社のM&Aニーズに該当する企業に対する売却提案の実施を依頼します。これは、既に売りに出ている案件ではない為、条件調整の前にお互いの社風や方向性などの相性を確認し合う必要がありますので、スピーディに進まない場合もあります。しかし、本来的には必要不可欠な手続きであり、M&Aの「成立」だけではなく、「成功」の可能性が格段に高くなります。
(2)リテンション担当者の選定
M&A後も優秀な人材が引き続き活躍することは重要です。コア人材や将来重要な戦力となる若手社員が社外に流出してしまっては、M&Aの成功には至りません。そうした人材の流出を防止するのが、リテンション担当者の役割です。その取り組みは、「M&Aの成功」可否においても重視されています。当社では、買収した企業からだけではなく、買収された企業からリテンション担当者の選定を提案し、PMIに成功した事例が多くあります。
(3)リテンション担当者に対するインセンティブ
リテンション担当者は、PMIの成功という目標に向かって優秀な人材の流出を防止し、役職員の士気を高めることが使命です、その為、買収された企業の役職員の気持ちを理解しつつ、買収した企業の方針に応じた問題解決をおこないます。当社がアドバイザリーを務めたM&Aの事例では、リテンション担当者が使命を全うするに値するインセンティブを設けることが効果的となったPMIの成功事例が多くあります。
■サービスメニューのご紹介
・M&A仲介/フィナンシャルアドバイザリー
・M&Aマーケティング/ファインディング(案件発掘)
・デューデリジェンス(財務・税務・労務)
・バリュエーション(株価算定)
・企業再編コンサルティング
・PMI(Post Merger Integration)支援
第1部
「成功するM&A戦略のヒント」
第3部
「税務上の注意点と選択のヒント」
第5部
「PMIにおける税務会計上の諸問題と対応ポイント」
第6部
「買収後の管理とM&Aの成否」
コーポレート・アドバイザーズM&Aへお気軽にご相談ください。
M&Aに関する無料相談やセミナーを随時行っております。