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ビルメンテナンス業界のM&A動向
ビルメンテナンス事業は、非住居用の施設の清掃、保守、機器の運転を一括して請け負うサービスです。そのため、新型コロナウイルスの影響による施設の一時閉鎖や、テレワークの増加によるオフィス需要の減少に伴う業績の悪化が伺えます。
一方、近年では、大手デベロッパーを親会社に持たない独立系の管理会社も最近台頭しています。独立系の管理会社は、大規模修繕と同時にLED証明導入や電気ブレーカー導入など固定費の見直しも含め、トータルな提案を行うことなどで成長しています。ビルメンテナンスは、マンションの寿命を延ばす提案、省エネ対応住宅提案、また管理組合へのサポートなど、これからも市場は拡大するとみられます。
ビルメンテナンス業界においては、価格競争の激化、メンテナンスの技術者や清掃スタッフの不足、技術者・スタッフの高齢化などといった大きな転換期を迎えています。労働集約産業で少子高齢化が進む中、質が高く若い労働力をいかに確保していくかが大きな課題となっております。
またビルメンテナンス業界の経営者の多くが引退の年齢を迎えており、後継者不在・事業承継問題を解決するためのM&Aも増加傾向にあります。
さらに、施設管理から清掃、警備、フロント業務、エネルギー消費管理などを総合的に提案することで、問題処理能力を高め、差別化を行う企業は増加するものとみられます。そのような自社の提案力を広げるための戦略的なM&Aが増えると予想されます。すでに、大手企業は、グループとしてワンストップでビルオーナーに各種サービス提供を行うため、市場シェアを伸ばすため、M&Aを戦略的に用いています。
ビルメンテナンス業界は、加速するメンテナンス技術者・清掃スタッフの獲得競争の激化、周辺領域への展開をビルメンテナンス業界は、加速するメンテナンス技術者・清掃スタッフの獲得競争の激化、周辺領域への展開を行いたい企業の増加に伴い、買収ニーズが非常に多い業界です。他業界と比較しても、売り手主導でより良い条件での交渉が可能です。譲渡を検討される場合は、すぐに譲渡しなければならない状態になる前に早めの準備をお勧めします。早めに検討し始めることで、より相乗効果を発揮することができる相手と話合いを重ねることができるでしょう。
譲渡企業 | 買収企業 | ||||
所在地 | 事業内容 | 譲渡理由 | 所在地 | 事業内容 | 買収理由 |
関東 | 建築物の法定点検・調査、防火設備点検 | 後継者問題の解決 | 関東 | マンション開発、管理 | 事業範囲の拡大 |
西日本 | マンション管理、ビルメンテナンス | 引退適齢期に伴う事業承継 | 西日本 | 総合不動産サービス | M&Aによる規模の拡大 |
関東 | 設備工事・設備メンテナンス | 経営基盤強化による事業の継続・発展を目指す | 関東 | 設備メンテナンス・遠隔監視・設備工事 | 技術者の獲得による既存事業の強化 |
関東 | 空調設備工事 | 後継者不在 | 関東 | 空調設備清掃、メンテナンス | 事業拡大 |
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